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2016 再開祭 | 石蕗・中篇

    早々に役目を終えたとはいえ、陽は中天に差し掛かっている。 陽の下の開京城下の市の中。 せめて気晴らしをして欲しい。だからこそ市まで出向いたのに。 鳶色の瞳は市の店先の品でなく、何故か俺ばかりを…