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2016 再開祭 | 閨秀・拾柒

    「隊長」 チュンソクの呼び掛けに足を止める。 振り向くと奴は難し気な顔で立ち尽くし、近寄るでもなくじっと見つめていた。 妙な隙間の空いた二つの姿を、吹抜天井からの朝陽が照らす。 「・・・何だ」…