CATEGORY 貴音 ~ 留守居

2016 再開祭 | 貴音 ~ 留守居・玖

    朝霧の中。 大路から響く聞き慣れたもの、聞き慣れぬもの。 二つの蹄の音に顔を上げる。 早過ぎる。一体何刻に碧瀾渡を発ったのか。 俺が眠らなかったよう、あの方も碌に眠れなかったか。 そう思った瞬…