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2016 再開祭 | 彷徨・後篇

    「すみません・・・」 昼の酒楼に似合わぬもの。 素面で立寄る常連客、化粧気のない素顔の妓女、そして聞いた覚えもない女の、消え入りそうな呼び掛け声。 全くそぐわないその声に、離れの布団の中で眸を…