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2016 再開祭 | 彷徨・中篇

    夢さえも忘れた泥濘の眠りは絹より柔らかく体を包む。 どうして毎日陽は昇る。あの日全ての朝は消えたのに。 闇夜の中の己の足音。このまま何処に向かうのだろう。 どうして夜毎に目が醒める。月は二度と…