CATEGORY 釣月耕雲

2016 再開祭 | 釣月耕雲・廿

    扉を開けた瞬間。 裏木戸のすぐ内に立った小さな体に勢い良くぶち当り、慌てたチェ・ヨンの手が伸びる。 掴まえた細い腕を引き起こし無事を確かめようと顔を覗き込み、怒りの浮かんだ瞳に射貫かれて黒い眸…