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2016 再開祭 | 紫羅欄花・捌

    扉外、声を掛ける事すら忘れ濡れた鎧のままで部屋へと飛び込む。 扉内、再会を待ち望んでいたその姿が窓際の椅子から腰を上げる。 互いに声が無い。 額に落ちた前髪が邪魔する向こう、夢に見たあの方が立…