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2016 再開祭 | 紫羅欄花・拾弐

    窓から聞こえる鳥の声。木々の隙間から射し込む朝陽。 騒々しさと明るさに眠りを邪魔され眸を開ける。 今は何刻か、此処は何処か。時告鶏の声は無い。 光の中で瞬きをして思い出す。そうだ、典医寺だ。 …