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2016 再開祭 | 逐電・端

    足早に道を辿る視線の先。 初夏の枝葉に囲まれた木々の隧道の中に、鮮やかな亜麻色の髪が見えてくる。 追走にも未だ気付かず、まるで遊ぶように歩く暢気な小さな後姿。 足音も息もひそめ、背後からそっと…