2016.06.07 春夜喜雨 さらん 2016 再開祭 | 春夜喜雨・柒 いかに袖笠雨とはいえ、此処まで走れば流石に濡れる。 頭の先から湿りを帯び、典医寺の治療部屋へ呼びながら入る。 「イムジャ」 あの方はキム侍医と卓に向かい合い、点穴の書かれた紙を手に顔を上げた。… 続きを読む