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2016 再開祭 | 春夜喜雨・廿陸

    「待たせた」 庵の入口からの低い声を久々に耳に、思わず笑みが浮かぶ。 相対していた村長が頷くと、椅子から腰を上げる。 声に続いて庵に踏み込む大護軍の御姿。 いつ見ても変わらない。必ず医仙を脇に…