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2016 再開祭 | 貴音 ~序・迂達赤 弐~(終)

    「何かありましたか」 「ああ」 「まさか王様に何か」 「いや、安心しろ」 光の射し込む私室の中。卓前の椅子へ腰を下ろした俺の前。 直立不動で控えたチュンソクは、訝し気に顎を捻った。 「ならば警…