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或日、迂達赤 | 白面郎・後篇

    そんなある日。 隊長が副隊長、チュソクと共に酒楼で売られた喧嘩に首を突込んだ翌日。 兵舎で呑み直した仲間が二日酔いで呻くのを尻目に、俺は訓練場の隅で素振りをしていた。 「何やってる」 どこから…