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或日、迂達赤 | 蛍袋 2

    虎だと思っていたのが灰色の鎧を付けた男だったことに、テマンは吃驚していた。 なんだ、あいつ。 恐れを感じながらテマンは自分が隠れている木に近寄って来る男の姿を、木の上からじっと見つめる。 ヨン…