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春花摘・終章 | 桜伐る馬鹿 梅伐らぬ馬鹿・侍医

    「少しは眠らねば、体に悪いです」 隊長が医仙の部屋の前に立つようになり三日目の、朧月の夜。 立ったまま月を見つめる隊長に静かに寄って声を掛ける。 この方なりの解決策なのだろう。 自分の身体を厭…