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春花摘 | 山桜・6

    「チュンソクと私の婚儀の件は、既に耳に入っていた筈」 キョンヒ様は明るい声で、叔母様をまっすぐに見ておっしゃった。 「それは」 叔母様は珍しく口ごもりながら目を伏せる。 「皇宮に伝達が行くのが…