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春花摘 | 桃・8

    「敬姫様の降格の一件は」 私の声にあくまでしらを切る気か、ヨンは目を逸らし回廊の先を見る。 「過ぎた事は良い」 「良くはない!」 鋭く飛ばした声に、こ奴は驚いたよう小さく身を退いた。 「何だよ…