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牽牛子【終章】 | 2015 summer request・朝顔

    追いついたその背の先、キム先生は庭の日当りのいい処に植えた朝顔の支柱の前に立っていた。 「ウンス殿」 今はもう閉じている朝顔を指さして、キム先生が目で問いかける。 「御存知ですね」 「牽牛花、…