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火の華【後篇】 | 2015 summer request・花火

    「もういい?」 「・・・まだ明るいでしょう」 夕餉を終えた宵の口。 幼子のようにねだられるのは幾度目か。 花火を持ち帰ったと知って以来、ウンスはすっかり気も漫ろだ。 ヨンは首を振りながら腰を下…