CATEGORY ■珠の匣【長編】

一服処 | 珠の匣・6

    粥を喰わせ終え、薬湯を用意して。 さて。褒美で黙らせねば。 「イムジャ、薬湯を」 「・・・うん・・・」 「終われば褒美です。王妃媽媽に頂いた菓子でも果物でも、お好きなものを」 「飲む、飲むわよ…