CATEGORY ■雪割草 【長編】

雪割草 | 13

    「大護軍、飯」 ようやく開いていた飯屋を見つけ調達した飯を片手に、テマンが声を掛けチェ・ヨンの私室に入る。 その部屋の中は火の気も、大護軍の気配もない。 冬の昼は短い。 もうすぐ暗くなるだろう…