CATEGORY ■迷迭香 【長編】

迷迭香 | 7・Interlude(テマン)

    騒ぎの後、テマンは草はらの入口の木の上で一人見張りについていた。 腹が立って抑えようがなかった。 今の王様がここに帰って来た年、俺たちは仲間を大勢失った。 一人失うたびに胸が痛み、息が苦しかっ…