CATEGORY 春夜喜雨

2016 再開祭 | 春夜喜雨・廿捌

    「鍛冶殿」 「何ですかよ、隊長」 「これは、この軽さは」 チュンソクは驚いたように、木型に着せ掛けた鎧の肩を持ち上げる。 鎧の鉄が触れ合う筈の騒々しい音は小さく、確かに軽そうに見える。 鍛冶は…